自由律増田10選 2023

「まつすぐな道でさみしい」の自由律俳句で知られる俳人、種田山頭火（たねださんとうか）の似顔絵イラストです。

3回目となる自由律増田10選*1。例年どおり2022年12月から2023年11月までの1年間で選んでみた。今年は春から夏にかけて増田をチェックできてない時期があったため、選んだ増田の発表時期が偏っている点についてはあらかじめご承知いただきたい。なお、過去2回については以下を参照のこと。

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うんこして寝るか　寝てうんこするか
anond:20221202000628

お漏らし報告が日常的*2な増田らしい投稿。布団に入ってから眠りに就くまでの間で便意に気づいたが、温もりのある布団から出ることを躊躇しているのだろう。寝ている間に排便してしまう前提なのが増田らしくて良い。ちなみに「寝糞」*3で検索したら、楽天市場で取り扱われていることが確認できた*4。価値観の多様化に追いついていけてない自分を恥じた。

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クリスマスツリー　食べ方
anond:20221207082049

読み手にも空腹感が伝わってくるような増田。残念ながら検索結果にはツリーを食べる方法がなく、食べられるツリーの作り方ばかりだった。失望した増田の姿が目に浮かぶ。

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いま、年越しそばのことですごく揉めてる。
anond:20221231193433

大晦日の夜7時半に起きた揉め事。トッピングの諍いか、それとも冷/温のこだわりが衝突したのか。蕎麦をゆでる前の出来事だったことを祈りたい。

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9時なったら起きておしっこ
anond:20230107085813

投稿時間は8時58分13秒。少しでも布団の中にいたい気持ちは分けるけど、こういった行動の積み重ねが増田でのお漏らし報告につながっているんじゃないかと妄想する。こういった一行報告増田はけっこう好みで、最初に挙げた増田もそうだし、今回は選外となったがうんち諦めて出社！！！*5も好きだ。

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おならを出すのを失敗した
おならだけを出すのを失敗した
anond:20230221180049

「うんち」「おしっこ」ときて次は「おなら」、今回はこんなのばかり選んでいる*6。内容はよくある「よし通れ！」系のアレだけど、似た表現を繰り返すことで放屁直後の感触で分かる危機感を読み手にうまく伝えている。また、助詞の連続使用は通常避けたいところではあるが、それが緊急事態で表現が拙くなったことを表しているようにも見えて良い。

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夜間押しボタン信号
花に見とれて誰も押さない10時過ぎ
anond:20230404222908

日中は自動的に切り替わる信号が、深夜帯は押しボタン式の信号になる。いつも通っている道だからそれは分かっているのに、気持ちが花*7に吸い寄せられて、道路を渡ることを忘れてしまう。そんな情景が浮かぶ良い増田だ。

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ぶつかりそうでぶつからない、少しぶつかるおじさん
anond:20230607205924

ぶつかってくるおじさんを桃屋風に表現した増田。いわゆる「ぶつかりおじさん」*8は迷惑この上ない存在だが、「すこしぶつかる」という表現が「これくらいなら……」というおじさんのエクスキューズにも聞こえて余計に腹立たしい。個人的にはこの増田のトラバについた辛そうで辛くない少し辛いおじさんやハゲそうでハゲてない少しハゲてるおじさんの方がペーソスがあって好みだが、それらを引き出したということも選出理由の一つである。

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